イチジクが日本に入ってきたのは17世紀の前半です。中国または西南洋から長崎に渡来したことで日本で栽培が始まりました。
明治期には欧米から多数の品種(主に普通型品種)が導入されてきましたが、青果の輸送性の低さと果物の加工品全般が当時の日本人の食生活になじまなかったことにより、あまり普及はされませんでした。
大正期以降になってようやく経済栽培がされはじめ、ジャムとしての加工も一部で行われるようになってきました。
1970(昭和45)年ころになって、栽培管理が比較的容易で収穫性も高いことが知られてきたことで、各地で水田転換作物の一つとして奨励をされるようになります。また、農業者の高齢化に伴い、作業労力のかからない作物ということで他の作物から転換する農家も増えてきています。
